歯ブラシのはじまり
こんにちは😊
今回は歯ブラシのはじまりについて。
紀元前3000年ごろ古代エジプトで使われていた
「チュースティック」と
紀元前500年にお釈迦様が弟子たちに広めた
「歯木(しぼく)」
だといわれています。
仏教の経典によると、歯木で口の中を清めることが
礼拝前の儀式だと書かれていることから、歯木は歯を磨く習慣のはじまりともいえます。
「チュースティック」も「歯木」も木の枝の一端を歯で噛んで、
くしゃくしゃにしたものです。
当時の人たちは、その柔らかい先端部分で歯を磨きました。
日本には6世紀ごろ仏教とともに歯木が伝わり、
まず僧侶の間で歯を磨く習慣が始まり、
平安時代は貴族、武士の間にも広まり、
庶民の間にも普及したのは江戸時代になってからです。
江戸時代に庶民の間で歯ブラシとして使われていたのは
柳の木で作られた「房楊枝」でした。
房楊枝は片方は「つま楊枝」のように先端が尖っていますが、
もう一方の先端は柔らかい房状になっています。
その房で歯を磨いたのです。
房楊枝は大正時代の終わり頃まで売られていました。
その後、現在のような歯ブラシが一般に使われるようになったのは
明治時代に入ってからです。